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Friday, September 14, 2007

(Japanese) 憲法をめぐる世論の動き


Good news! According to the Yomiuri Newspaper poll, public support for the current Japanese Constitution, specifically Article 9, is growing.


心が軽くなる知らせです!右の二つの文書をご覧下さい。「5・3憲法集会実行委員会事務局」がまとめたものです。東京の九条の会(2004年設立、加藤周一さん、大江健三郎さん等が呼びかけ人になっている)をこの夏に訪問したときに、事務局の方たちからいただいたものです。


「世の中は改憲の動きになっているので、九条を守ろうという運動にとっては厳しい」と思っている方はいませんか?私もそう思っていました。しかし実際は違うのです。


これは保守的といわれ、独自の改憲案まで作った読売新聞の世論調査の結果です。まとめてみると、2004年くらいを境に、改憲から護憲の方向に変わっていることがわかります。


「憲法を改正した方がいいか」という一般的な質問に対しては、「改正した方がいい」が、「改正しない方がいい」を上回っては来ているのですが、その差がどんどん縮まってきているのです。


また、「九条を変えた方がいいか」という質問については、「変えない方がいい」が、「変えた方がいい」を上回ってきているのですが、この差がどんどん開いているのです。


そして、下のグラフを見ると、ちょうど世論が逆転し始めたのが、九条の会がスタートした2004年と重なっていて、草の根のネットワークが広がっていくグラフを世論調査のグラフに重ねると、九条の会の数の伸びと共に、世論が護憲の方にどんどん傾いているということがわかるのです!



本当の相関関係は誰にも証明できないとは思いますが、これは、九条を守る運動をしている人たちには非常に勇気づけられるデータなのではないかと思いました。この8月、37度の酷暑の東京で九条の会の高田健さんら事務局の方々を訪ねたときにこのグラフをもらったのですが、私にとっては夏バテも一気に吹き飛ぶほどの元気をもらえるグラフでした。




バンクーバー九条の会は日本の草の根運動の中でも知られるようになってきており、海外に九条の会があるということで勇気をもらったという声を今までたくさん聞いてきました。そういう意味で、バンクーバー九条の会は、このうなぎ登りの九条の会の伸びや世論の九条への支持の増加に、大いに貢献しているのではないかと思います。



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感謝の気持ちと共に



乗松聡子

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